子どもたちは自分で一生懸命考えることを常にコーチから求められています。そこへいろいろな指示・命令が入ってしまうと、その選手自身が本来どんなアイディアを持ち、どんな判断をしたかったのかが、全くわからなくなってしまいます。それでは我々コーチも指導のしようがありません。
 
ましてや試合の合間にお子様を呼び出してコーチングをするのは絶対に控えて下さい。コーチが教えた事と保護者が伝えた事の内容がくい違っていたら、選手はどうなるのでしょうか？目の前の試合に勝つ方法を必死に考えている子どもの頭の中に、余計な悩み事ができてしまいます。そんな状態が続くと、自分で決められない、自分で考えない、1人では何も出来ない選手が育っていくのです。
 
幼児や小学生のサッカー選手は日本代表の選手と同じではありません。負けることや失敗することが許される年代です。むしろ失敗が成長に繋がっていく時期です。選手のプレーや判断を尊重し、失敗したときに笑って 「次もがんばれ」 と言えるような心のゆとりを持って下さい。ご家庭を疲れきった選手を説教で追い討ちするような場所ではなく、勝っても負けても、子どもが自分からサッカーの話しをしたくなるような場所にして頂ければと思います。
 
また、荷物の準備を手伝いすぎたり、寒いと直ぐに上着を渡したり．．．大人が子どもの『転ばぬ先の杖』にならないで下さい。子どもが成長するために何が一番大切なのか．．．本当の意味での「優しさ」で、お子様の自主性を共に育てて行きたいと思っております。
 
試合も練習も観に来て頂くのは大歓迎です！！

特に試合のときには、たくさんの熱い応援を送ってあげて下さい！！！
 
これらのご協力を、スタッフ一同心よりお願い致します。
そしていつもご協力頂いている皆様、心からお礼申し上げます。